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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] "Ultrasensitive detection of pathogenic bacteria by CRISPR/Cas12a coupling with a primer exchange reaction" Bu S [..] Liu W, Wan J. Sens Actuators B Chem. 2021-08-20. https://doi.org/10.1016/j.snb.2021.130630
 中国農業科学院長春獣医学研究所の研究グループが,CRISPR/Cas12aのコラテラル活性にPERを組み合わせることで,核酸を抽出することなく病原菌のポイントオブケア・テスト(POCT)が可能な電気化学式バイオセンサーを構築した.
  • 機能性DNAアプタマーがPERのヘアピンをロックすることで,標的となる病原菌が存在しない場合にはプライマーの伸長が阻害され,病原菌が存在すると,PERのヘアピンのロックが解除され,プライマーが長いssDNAに伸長する.このssDNAを認識したCas12aが発揮するコラテラル活性により,金電極上のssDNAが切断されて,電気化学信号が減少する.
  • このバイオセンサーにより,Escherichia coli 157:H7の濃度を10〜106 CFU/mLの範囲で定量可能であり,検出限界は19 CFU/mLに達した.また,牛乳サンプル内の病原菌検出も実現した.
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