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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] "Insights into the dual functions of AcrIF14 during the inhibition of type I-F CRISPR–Cas surveillance complex" Liu X, Zhang L, Xiu Y, Gao T [..] Wang P, Zhang Y, Yang M, Feng Y. Nucleic Acids Res. 2021-08-25. https://doi.org/10.1093/nar/gkab738
 北京化工大学に清華-北京生命科学センターと南方科技大学が加わった研究グループが,X線構造解析とクライオ電顕法から得た構造情報と生化学的解析に基づいて,抗CRISPR (Acr)タンパク質の一種であるAcrIF14が,タイプI-F CRISPRシステムを不活性化する機構が二重になっていることを明らかにした.
  1. AcrIF14は,Cas7.4fおよびCas7.6fサブユニットと結合することで標的DNAへの結合を立体的に阻止する.
  2. AcrIF14は,Csy複合体にPAMやcrRNAに依存しない非選択的DNA結合を誘導する.
 AcrIF14の第2機能には,AcrIF14のN末端ドメイン内の正電荷パッチとCsy複合体のCas8fサブユニットのPAM認識ループが必須であった.

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 [構造情報] (2021-09-01時点で公開待ち)
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