[出典] "Paralogous synthetic lethality underlies genetic dependencies of the cancer-mutated gene STAG2" Bailey ML [..] Hieter P. Life Sci Alliance 2021-08-30.https://doi.org/10.26508/lsa.202101083
University of British ColumbiaとUniversity of Torontoの研究グループは今回,コヒーシン機能におけるSTAG2の重要性と,様々な型の癌におけるSTAG2の変異率に注目して,コヒーシン-STAG2の機能そしてまたはSTAG2 に基づく治療戦略に資することを目的として,3種類の遺伝的背景のもとでのゲノムワイドCRISPR-Cas9ノックアウトスクリーニングを利用して,STAG2 に依存する遺伝的相互作用を探った.
その結果,STAG2 のパラログ遺伝子STAG1 が唯一,遺伝的背景のコンテクストに依存せず共通に強い負の遺伝的相互作用をもたらすことを発見した.
また,これまで知られていなかったSTAG2 と鉄調節遺伝子との間の遺伝的相互作用や,STAG2 に依存してコヒーシンローディング複合体が細胞の生存に不要になる独特の状況が発生することを発見した.
今回,コヒーシン-STAG2の多機能性が浮上し,STAG1がコンテクストに依存しない唯一の機能喪失型の治療標的であることが示唆された.
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