[出典] "CRISPR/Cas9/AAV9-mediated in vivo editing identifies MYC regulation of 3D genome in skeletal muscle stem cell" He L [..] Wang H. Stem Cell Reports. 2021-09-08. https://doi.org/10.1016/j.stemcr.2021.08.011
 香港中文大学の研究グループは今回.骨格筋幹細胞 (衛星細胞; satallite cells, SCs)にCas9を発現させたマウスを作出し,sgRNAをAAV9ベクターで送達する系で,実験を進めた.
  • 静止期のSCはCRISPR/Cas9に対して耐性を示した.
  • 幼若SCにおいて,マスター転写因子(TF)であるMyod1 遺伝子座の効率的編集を実現した.
  • 2種類の主要な転写因子,MYCとBCL6,を標的とする編集から,両者のSC活性化と筋再生において異なる機能を担うこと,特に,MYCが3次元ゲノム構造を制御することでSCの活性化を調整することが明らかになった.