[出典] "CRISPR/Cas9 ablation of integrated HIV-1 accumulates proviral DNA circles with reformed LTRs" Lai M [..] Pistello M. J Virol 2021-09-22. https://doi.org/10.1128/JVI.01358-21
 University of Pisaを主とする研究グループは今回,HIV-1に急性または潜伏感染した細胞において,HIV-1のLTR (long terminal repeat)を標的とするCRISPR/Cas9により切除されたHIV-1プロウイルスが数週間にわたって残存し、円形分子に再配列する可能性があることを示した.
  • 残存した染色体外要素を回収し,未感染の細胞に再導入して残存活性を評価したところ,TatとRevの存在下で,これらの要素が転写活性を持つことを発見した。
  • CRISPR/Cas9遺伝子編集は,HIV-1感染を根絶するためのツール候補であるが,この目的を達成するためには,残存活性を回避し,ゲノムが不安定な状況下でCas9のオフターゲット活性によって引き起こされる可能性のある再組み込みのリスクを最小限にするために,LTRをいくつかに分割して切断する必要がある.