[出典] "Unraveling the functional role of DNA demethylation at specific promoters by targeted steric blockage of DNA methyltransferase with CRISPR/dCas9" Sapozhnikov DM, Szyf M. Nat Commun. 2021-09-29. https://doi.org/10.1038/s41467-021-25991-9

McGill Universityの研究チームは今回,dCas9-sgRNAを利用して,DNAメチルトランスフェラーゼの活性を物理的に阻害 (立体障害)することで,in vitro では選択的なメチル化を [Fig. 2引用右図 b 参照],細胞内では部位特異的な脱メチル化を実現できることを示した [Fig. 5 a引用左図参照].

- 干渉可能な領域の広がりをマッピングし,オフターゲット効果を検出することなく標的CpGをほぼ完全に脱メチル化できるようにシステムを最適化し,いくつかのヒトとマウスの遺伝子間で遺伝的に異なる領域を脱メチル化した場合の転写結果を解析した.
- その結果,近位プロモーターにおけるDNAの脱メチル化が,遺伝子発現を増加させる場合とそうでない場合があること,ゲノムのコンテクストに応じてその程度が異なること,および,脱メチル化が他の因子に対する応答を促進する可能性があることが,明らかになった.
- このツールによって,dCas9-TETやdCas9-deadTETでは実現できなかったDNAメチル化の精密な気の解析が広がっていくことを期待する.
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