[出典] "Strong and tunable anti-CRISPR/Cas activities in plants" Calvache C, Vazquez-Vilar M [..] Orzáez D. Plant Biotechnol J. 2021-10-10. https://doi.org/10.1111/pbi.13723
 Universitat Politècnica de Valènciaの研究グループが,タバコ (Nicotiana benthamiana) において,AcrIIA4とAcrVA1を共発現させることで,それぞれ,CRISPR/Cas9とCRISPR/Cas12aの活性を制御可能なことを示した.
 また,Cas9を構成的に発現させたタバコに,Tobacco etch virus (TEV)を介してAcrIIA4をデリバリーすることで,Potato virus X (PVX)を介してデリバリーしたgRNAが誘導する編集を完全に消失させることを確認した.
 加えて,AcrIIA4とAcrVA1は,レポーター遺伝子のCRISPRaによる転写活性化を抑制し,AcrIIA4の場合,この抑制が非常に効率的かつ用量依存的に起こることも明らかにした.