[出典] "Reversible regulation of Cas12a activities by AcrVA5-mediated acetylation and CobB-mediated deacetylation" Kang X, Yin L [..] Chen Y, Xu Y, Wang J. bioRxiv. 2021-11-16 [プレプリント]Cell Discovery 2022-05-17. https://doi.org/10.1038/s41421-022-00396-0

 V-A型Cas12aエフェクターが、GNATファミリーのアセチル化酵素であるAcrVA5によってアセチル化されこととで,PAMとの相互作用を阻害され,不活性化されることが報告されたが [*],宿主バクテリアが防御システムを再活性化するための対処法があるかどうかは不明であった.
 上海生物科学研究所,吐露港生物科技有限公司,深セン大学健康科学センター,上海師範大学,復旦大学などの研究グループは今回,LbCas12aについて,バクテリアの脱アセチル化酵素CobBによる脱アセチル化によって再活性化され,in vitroでの標的DNA配列の切断と,in vivoにて外来核酸に対する免疫応答が機能することを示した.
 すなわち,翻訳後修飾によってCas12aの活性が可逆的に制御され,また,CobBが細菌のCRISPR防御システムの二次的な安全装置であることも明らかにした.
 さらに,AcrVA5は,Cas12a以外の標的タンパク質 [**]をアセチル化する広域アセチルトランスフェラーゼであり,また,AcrVA5でアセチル化された標的タンパク質がCobBによって脱アセチル化されることを明らかにした.
[**] 大腸菌において,AcrVA5の標的になりえるタンパク質1,011種類と2,688ヶ所の部位を同定
 
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