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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

2025-06-22 記事へのコメントを公開
2021-11-21 初稿
[出典] "No bones, no scales, no eyeballs: appetite grows for cell-based seafood" Waltz E. Nat Biotechnol. 2021-11-15. https://doi.org/10.1038/d41587-021-00022-6

 植物性原料を利用する代替肉や,動物細胞の組織培養を利用する培養肉の商品化進んできたが,培養魚介類の研究開発も進んでいる.この6月には,Wildtype社がサンフランシスコのパイロットプラントに隣接する場所に試食会場を開設し,"Cellular agriculture"の技術で実験室で育てた寿司用サーモン (sushi-grade salmon)を提供し,BlueNalu社は,9月にイギリスの冷凍食品販売会社Nomad Foods社との提携を発表し,実験室で育てたヒレカツオをヨーロッパに紹介する予定とした.

 培養 (cultured)魚介類は,culturedの他に,cellular (細胞由来)やin vitro (試験管内または体外)の魚介類とも呼ばれている.培養魚介類の開発は次のように進む:目的とする魚介類から体細胞または胚性幹細胞を採取し,自己更新が可能で,継代の間も安定し,筋肉や脂肪,結合組織に分化できる細胞株を探索する.すなわち,自分自身で継続的に再生する不死化細胞株を確立して,ドナーとなる生物種は不要とすることを目指す.続いて,候補培養株の小型フラスコなどの表面での単層培養を可能にする培養条件を探り当て,次に,大容量のバイオリアクターでの懸濁培養実験に移行する.その際,切り身のような三次元組織を作り上げるために,食用に適した生体適合性のある足場に候補細胞株を結合させて増殖させる必要がある.

 培養魚介類の研究開発には膨大な資金を必要とするが,Nature Biotechnology の記事の表1には
培養魚介類の開発を進めているWildtype社とBlueNalu社を含む14社がリストされている.
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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. 名無し
    • 2025年06月22日 10:59
    • 5 おいしいことに期待
    • 2. crisp_bio crisp_bio
    • 2025年06月22日 16:36
    • >>1
      コメントありがとうございます。いずれ「食感」と「旨味」もプログラム可能になるやも。
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