crisp_bio

論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

[出典] "Comprehensive Genome Engineering Toolbox for Microalgae Nannochloropsis oceanica  Based on CRISPR-Cas Systems" Naduthodi MIS [..] van der Oosa J. ACS Synth Biol. 2021-11-18. https://doi.org/10.1021/acssynbio.1c00329
 Wageningen Universityの研究グループが,Cas12a RNPによるHDRを介して,N. oceanica のスカーレスな変異体およびマーカーレスでの変異体作出を実現した.また、エピソーム・プラスミドを用いたCas12aシステムを開発し,標的部位への効率的indels導入を実現した.加えて,Cas12aの特徴であるCRISPRアレイを処理する能力を利用して,多重ゲノム編集も実現した.その結果,1回の形質転換で宿主ゲノムの3つの部位の同時編集を実現し,微細藻類のハイスループットなゲノム工学への道を拓いた.
 さらに,Cas9とCas12aをベースとするCRISPRiツールを構築して,転写レベルの最大で85%低減を実現した.

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