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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

[出典] "Base Editing of Somatic Cells Using CRISPR–Cas9 in Drosophila " Marr E, Potter CJ. CRISPR J. 2021-11-23. https://doi.org/10.1089/crispr.2021.0062
 Johns Hopkins University School of Medicineの研究チームが哺乳類細胞で実績があるBE2がショウジョウバエ体細胞にも有効であることを示した.
  • 20bpの標的配列中の複数の標的遺伝子座で高い確率で塩基編集が行われたが,C>Tの変換率が最も高かったのは、gRNA標的部位の3-9位で,標的DNAの約100%に達した.
  • 約50bp離れたゲノム領域を標的とする一対のgRNAsを使用すると,2つの領域間に変異が生じ,標的可能な部位を広げる方法があることが示唆された.
これらの結果は,ショウジョウバエの特定の遺伝子座への点変異誘導へのBEの利用可能性を示唆する.
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