crisp_bio

論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

[出典] REVIEW "Modulating CRISPR/Cas9 genome-editing activity by small molecules" Chen S, Chen D, Liu Bm Haisma HJ. Drug Discovery Today. 2021-11-22. https://doi.org/10.1016/j.drudis.2021.11.018
 University of Groningenの研究チームによるレビューであり,CRISPR/Cas9ゲノム編集の活性を亢進する低分子一覧 (表1参照)が用意されている.本文の構成は以下の通り:細胞周期
  • 細胞周期との同期によるCRISPR/Cas9によるHDR効率の向上 (図1引用右図参照)
  • 標的遺伝子座のクロマチン状態の制御によるCRISPR/Cas9 HDR効率の向上
  • NHEJ依存性タンパク質を阻害することによるCRISPR/Cas9の効率の向上
  • DNAリガーゼIVの阻害による効率向上
  • HDR依存性タンパク質の活性化によるCRISPR/Cas9の効率向上
  • そのメカニズムは明確になっていないがCRISPR/Cas9 HDR効率を向上させる低分子 (L755507, レスベラトロール)
  • 低分子によるCRISPR/Cpf1 (Cas12a)ゲノム編集の効率向上
  • 低分子によるCRISPR/Cas9遺伝子編集活性の直接制御
  • 抗CRISPR小分子の利用
  • 抗CRISPR核酸の利用
  • 抗CRISPRペプチドの利用
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