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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] "Genome-wide CRISPR screen identifies CDK6 as a therapeutic target in Adult T-cell leukemia/lymphoma" Ishio T, Kumar S [..] Waldmann TA, Staudt LM, Nakagawa M. Blood. 2021-11-24. https://doi.org/10.1182/blood.2021012734
 北大とNCI/NIHを主とする研究グループは,ATLLモデルを対象とするゲノムワイドCRISPRスクリーニングの結果,CDK6CCND2BATF3JUNBSTAT3,およびIL10RB をATLL細胞の増殖そしてまたは生存に必須な遺伝子として同定した.
  • CDK6阻害剤パルボシクリブ (イブランス)単剤で,TP53が野生型のATLLモデルにおいて細胞周期の停止とアポトーシスを誘導した.
  • TP53を不活化したATLLモデルは,CDK2の代償作用を介してCDK6阻害剤に比較的耐性を示したが,この耐性は変異TP53の低分子活性化剤であるAPR-246によって回復した.
  • CRISPR-Cas9によるスクリーニングは,ATLL細胞がmTORC1シグナルに依存することを明確にした.
 パルボシクリブとmTORC1阻害剤の併用療法が,TP53の状態にかかわらずATLLの治療に有効な戦略と思われる.
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