[出典] "A far-red light–inducible CRISPR-Cas12a platform for remote-controlled genome editing and gene activation" Wang X [..] Wang M, Ye H. Sci Adv 2021-12-10. https://doi.org/10.1126/sciadv.abh2358
華東師範大学と同済大学の研究グループが標題のプラットフォームを開発し,遠赤色光 (far-red light. FRL)照射により正確な時空間分解能と生体組織深部での遺伝子編集および遺伝子活性化を実現し,それぞれ,FRL-inducible CRISPR-Cas12a (FICA)とFRL-inducible CRISPR-dCas12a (FIdCA) として発表した.
FIdCAはSunTagを組み込むCRISPRaをベースとしているが, タンパク質タギングの方式であるSunTagをSUperNovaと命名した [それぞれ右図の上下に引用したFig.1-(A)およびFig. 3-(A)を参照].
FIdCAはSunTagを組み込むCRISPRaをベースとしているが, タンパク質タギングの方式であるSunTagをSUperNovaと命名した [それぞれ右図の上下に引用したFig.1-(A)およびFig. 3-(A)を参照]. LEDライトからの遠赤色光による誘導は右図にあるように,研究グループが先行研究で確立していたバクテリア由来のフィトクロム"BphS"をベースとしたシステムである.FRL (730nm)照射により,BphSが活性化され,GTPがc-di-GMPに変換され,これによるc-di-GMPの増加が,FRL依存性の転写活性化因子p65-VP64-BldDの二量体化を誘導し,さらにPFRLの合成プロモーターに結合してCas12aまたはdCas12aの発現を起動し,それぞれ,Cas12aのヌクレアーゼまたはCRISPRaを活性化する.
FICAとFIdCAの双方の性能は,HEK293T細胞における外来蛍光タンパク質遺伝子と内在性遺伝子を対象とする実験で検証したのに続いて,FIdCAによるマウス生体内肝臓において,標的遺伝子の活性化を実現した.
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