[出典] "M. tuberculosis CRISPR/Cas proteins are secreted virulence factors that trigger cellular immune responses" Jiao J, Zheng N, Wei W [..] Chuanyou L, Bi L, Zhang H. Virulence. 2021-12-09. https://doi.org/10.1080/21505594.2021.2007621
北京の生物物理研究所と首都医科大学の研究グループは,結核菌のタイプ III-A システムのCRISPR/Casタンパク質 Csm1, Csm3, Csm5, Csm6, およびCas6 が分泌され,宿主の免疫反応を誘導することを明らかにした.すなわち,これまでに,タイプIとタイプIII CRISPR/Casシステムが,侵入核酸に対する防衛システムとして機能することに加えて,いわば非正規な病原性に関連する内在性mRNAを細胞内で標的化することが報告されていたが,タイプIII-Aもこの非正規の機能を帯びていることを明らかにした.
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