crisp_bio

科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

  • アルツハイマ病を始めとする神経変性症に与するタウ蛋白の神線維変化(neurofibrillary tangle)には、ったロプのようなPaired Helical Filaments (PHFs)と、くびれが小さいStraight Filaments (SFs)の存在が知られている。今回、アルツハイマ患者の大由来のタウ繊維(*)のクライオ電顕らせん称再成法により、それぞれの造が初めて3.43.5の高分解能で明らかにされた。 (*) 10のアルツハイマ確認されていた74女性の大のサルコシル不溶性組織から精されたタウ繊維
  • タウを始めとする神経変関連蛋白の研究で知られているMRCMichel Goedertと、同じくMRC所属でクライオ電顕による近原子分解能の造解析の実現献したソフトウエアRELION開発したSjors H. W. Scheresの研究チムの成果である。
  • PHFSFはいずれも、アルファベットのC(大文字のJにもえる)が多に重なった柱状のプロトフィラメント2本で成されている。また、この造のコアを形作っているアミノ酸配列(V306F378)も共通であった。
  • プロトフィラメントのCは、タウ蛋白でよく知られているR3-R4の2つのリピトとC末端10アミノ酸の域に対応し、V306-β1-β2-β3-β4-β5-β6β7β8-F378と二次造がなり、β1からβ5までが外Cを形作り、β5β6で内180度折り曲がり、β6からβ8が、外Cに密着した内Cを形作っている(立体ジッパsteric zipper)を形成)。
  • PHFSF造上のいは、2つのプロトフィラメントの合せ方のいによる。
    • PHFは2本のプロトフィラメントのR3ドメイン内332PGGGQ336モチフが互いに水素合した称性の高い
    • SFは、一方のプロトフィラメントR3ドメイン内の321KCGS324モチフにもう一方のR3ドメイン内313VDLSK317モチフが沿う造であるが、水素合、塩橋あるいは水性相互作用のいずれも介在せず(タウのN末端域が回りんで造を持するモデルを想定)
  • クライオ電顕法は、タウを的とするより精密な薬剤設計の基となる情を提供するとともに、神経変性に与する蛋白全般に有用であることが示された。
  • 造デタ:EMDB-3741/3742/3743/3744PDB-5O3L/5O3O/5O3T2017/07/13 未公 
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット