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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] "CRISPR activation enables high-fidelity reprogramming into human pluripotent stem cells" Sakka J, Yoshihara M, Kvist J [..] Trokovic R. Stem Cell Reports. 2022-01-04. https://doi.org/10.1016/j.stemcr.2021.12.017
 University of HelsinkiにKarolinska Institutet, Barcelona Institute of Science and Technology, THL Biobankなどが加わった研究グループからの報告:
  • 体細胞からiPSCへの初期化はこれまで,転写因子の異所性発現に依存していた.しかし、転写因子の強制的発現は,標的外の遺伝子も活性化し,不均一な初期化を介して代替細胞や異常なiPSCが出現するリスクを伴う.
  • 研究グループは今回,CRISPRaにより内因性多能性因子を活性化することで,この不均一性を抑制し,CRISPRaの最適化を介して,ヒト体細胞のiPS細胞への高効率な初期化を実現した.この効率的な初期化は,胚ゲノム活性化に富むAlu-モチーフとmiR-302/367遺伝子座を標的として追加することで,実現した.
  • 単一細胞のトランスクリプトーム解析から,最適化CRISPRaは従来の初期化法と比較して,より直接的かつ特異的に細胞を多能性状態へ初期化することが明らかになった.

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