[出典] "Rapid, Efficient, and Cost-Effective Gene Editing of Enterococcus faecium with CRISPR-Cas12a" Chu MJ, Collins J. Microbiol Specter. 2022-02-02. https://doi.org/10.1128/spectrum.02427-21
 U Louisvillegridの研究チームが,米国CDCが深刻な脅威として捉えている多剤耐性腸球菌の解析に有用なツールを開発した.
 単一プラスミドCRISPR-Cas12aシステムにより,acpH, treA, およびlacL 遺伝子にindels変異を誘導し,コドン最適化unaG を挿入することにより,トレハラーゼオペロンの制御下でGFP様の蛍光を発する株を作出した.この操作は2週間以内に完了し,クローンの0.80%にindelsが生成され,現行の手法を大きく改善した.また,プラスミド構築にin vivo 組換えを使用することで,コストを最小限に抑えた。