crisp_bio

科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] "Identifying novel therapeutic targets in gastric cancer using genome-wide CRISPR-Cas9 screening" Zeng Z, Zhang X, Jiang C-Q [..] Tie X-Y, Jiang Y-A. Oncogene 2022-02-17. https://doi.org/10.1038/s41388-022-02177-1
 武漢大学附属病院とOhio State Universityの研究グループが,Toronto CRISPR Human Knockout Library (TKOv3)を利用してAGS胃がん細胞をスクリーニングし,必須遺伝子854種類を同定したが,そのうち184種類が新規必須遺伝子であった.
  • 新規必須遺伝子のノックダウン実験と公開データセットを利用した解析を経て,41種類を治療標的候補として判定した.
  • その中で,tRNA (guanine-N(7)-)-methyltransferaseをコードするMETTL1 遺伝子が胃がん組織で過剰発現し,METTL1 の高発現が,6つのコホートのうち3つのコホートにおいて予後不良と関連していた.また,METTL1 in vitro およびin vivo で抑制すると,胃がん細胞の増殖が著しく抑制された.
  • さらに,機能解析の結果,METTL1 がAKT/STAT3経路を通じて細胞周期に関与している可能性があることが明らかになり,METTL1 を,胃がんの治療標的として有望であるとした.
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット