2023-01-28 Nature Reviews Cancerが、"CRISPR in cancer biology and therapy" を、2022年の年間最多ダウンロード・レビューとツイートした
2022-03-01 初稿
[出典] REVIEW "CRISPR in cancer biology and therapy" Katti A, Diaz BJ, Caroline CM, Sanjana NE, Dow LE. Nat Rev Cancer 2022-02-22. https://doi.org/10.1038/s41568-022-00441-w
 この10年間で,CRISPRは生物医学研究を一変させ,細胞生物学のあらゆる面を詳にするための全く新しいアプローチを提供し,アクロニムであると共に今や動詞となった.がん研究の分野で,CRISPRとその関連ツールは,がんの遺伝学,ノンコーディングゲノム,および,腫瘍の不均一性の理解において,これまで困難だった問題に取り組む道を提供し,治療の標的候補に関する新しい洞察をもたらしている.Weill Cornell MedicineとNew York Universityの著者らは,がん研究のツールとしてのCRISPRシステムの開発における進展と,診断と治療を向上させるこれらの技術の新たな応用についてレビューした.
[構成]
はじめに
 表1 gRNA設計のためのリソースとツール
 図1:がん生物学研究に応用可能なCRISPRツールの開発 (2013 - 2019の年表形式)
ドライバーとパッセンジャーの識別
 図2:がんモデル構築へのCRISPR技術の応用
ノンコーディングゲノムの解析
 図3:各種のCRISPRエフェクターの機能ドメインとゲノムスケールスクリーンへの応用
変異とクローンの不均一性
 図4:腫瘍の不均一性を記録するCRISPRをベースとする細胞系譜追跡技術
がんの脆弱性の定義
CRISPRのがんの診断と治療
 表2 CRISPR技術を利用したがんの免疫療法をテーマとする進行中の臨床試験一覧
 図5:養子T細胞療法に用いるヒトT細胞のex vivo CRISPRエンジニアリング
解決すべき課題
結論

[L. E. Dowグループからの関連論文]
  • crisp_bio 2020-02-18 がん関連遺伝子に見られる一塩基変異の"意義"をハイスループットで同定可能とする塩基変換効率センサー・ライブラリーを開発.https://crisp-bio.blog.jp/archives/28696348.html