[出典] "Ligation-free isothermal nucleic acid amplification" Moon J [..] Park HG, Kang T. Biosens Bioelectron 2022-04-11 https://doi.org/10.1016/j.bios.2022.114256
Cas12aのトランス切断活性をベースとするシグナル増幅とさまざまな等温核酸増幅法を組み合わせたCRISPR-Dx法が開発されてきたが、KRIBB, KASIT, 延世大学などの韓国研究グループは今回、Bst DNAポリメラーゼが隣接する2つのプローブのライゲーションフリーDNA伸長を可能にすることを発見し,これをCas12aバイオセンサーに組み合わせた新たなCRISPR-Dx法を開発した.
- 2つのDNAプローブ (forward (FW) とphosphorothioated (PS)-terminal hairpin)を標的プローブにハイブリダイズすると,ライゲーションフリーで,FWプローブからPSプローブにDNAが伸長し,その後,PSプローブのニック部位とセルフプライミング領域で連続的なDNA伸長が続く [Figure 1参照].
- このライゲーションフリーな等温核酸増幅によって,CRISPR-Cas12aが結合する領域を増幅する.
- このCRISPR-Dx法によって,ERBB2遺伝子を49.2 fMという低濃度で高い特異性を持って検出することが容易になり,また,ERBB2遺伝子とGRB7遺伝子の選択的検出も実現した.
- さらに,ヒト細胞や乳がんモデルマウスの組織や尿から抽出した標的mRNAの検出にも成功した.
コメント