[出典] REVIEW "Application of CRISPR-Cas9 System to Study Biological Barriers to Drug Delivery" He J [..] Li Y. Pharmaceutics 2022-04-20. https://doi.org/10.3390/pharmaceutics14050894
[著者所属機関] Auckland University of Technology
CRISPR- Cas9は,薬物の吸収と体内動態に関連する遺伝子の機能を解明する研究に広く利用されている.ゲノム規模のCRISPR-Cas9 KOスクリーニング研究は,その欠損が生体膜を通過する薬物透過性を変化させ、その結果、薬物の有効性と安全性を調節する新規遺伝子の同定も容易にした.
本レビューでは,CRISPR-Casシステムの解説に続いて,種々の生体内バリアーの研究におけるCRISPR-Casシステムの利用例を紹介した:
・ドラッグデリバリーにおける腸管障壁
・CRISPR-Cas9によるMadin-Darby canine kidney細胞におけるAbcb1のノックアウト
・Mdr1a/bダブルノックアウト・ラットモデル
・抗がん剤の生体内バリアー
・CRISPR-Cas9によるがん細胞内ABCトランスポーター遺伝子のノックアウトとその制御
・ゲノムワイドCRISPR-Cas9ノックアウト・スクリーニング
・がん細胞における白金蓄積の新たなメカニズム
・血液脳関門
・トランスポーター遺伝子の制御
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