crisp_bio

科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] "Efficient CRISPR/Cas9-mediated genome modification of the glassy-winged sharpshooter Homalodisca vitripennis (Germar)" de Souza Pacheco  I, Doss ALA [..] Walling LL. Atkinson PW. Sci Rep 2022-04-19. https://doi.org/10.1038/s41598-022-09990-4
[著者所属機関] UC Riverside
 グラッシーウィングシャープシューター (GWSS)は,ピアス病を媒介し,年間576億ドルを生み出すカリフォルニアのブドウとワイン産業を危機にさらしている.著者らは今回, 
CRISPR/Cas9システムを利用して,この北南米の農作物の重要な半翅目害虫であるGWSSにおける遺伝子解析技術を確立し,GWSSに対する遺伝的制御への道を開いた.
 
  • 新たに構築され注釈された GWSSゲノムを利用することで,変異誘発の特異性を評価するための標的眼球遺伝子 (マーカー)とオフターゲット遺伝子を同定した.
  • 葉の断片を物理的なプラットフォームとして,葉の表皮を通してGWSS胚へのin situ マイクロインジェクションと孵化までの成長を実現した.
  • 葉の表皮と胚にきれいに穴を開け,どちらの生物にもほとんどダメージを与えない、斜めの石英針を使用した.
  • GWSSのペアマッチングを介して冬の休眠を破ることを実現し,この害虫の遺伝子操作や分析を年間通して実行可能に 
  • 本システムによって,編集頻度を短期間で読み取ることができる.5dpi の時点で胚の目が見えることから,卵が孵化する前に,モザイク状の目をした G0 変異体と野生型の胚を簡単に識別可能である.
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット