[出典] "Structure of AcrVIA2 and its binding mechanism to CRISPR-Cas13a" Song G, Li X [..] Xie X, Yan X. Biochem Biophys Res Commun 2022-04-23. https://doi.org/10.1016/j.bbrc.2022.04.091
[著者所属] 天津医科大学
最近,非ファージ由来のAcrVIA2 [*]が,Cas13aに結合することで,in vitro でCas13aの編集活性を阻害することが明らかにされた.今回,AcrVIA2の結晶構造 (分解能 2.59Å)からその構造基盤が明らかになった:
- AcrVIA2がLshCas13aのHelical-Iドメインに結合する.
- AcrVIA2 二量体のβ3-β3 ヘアピンが形成する V 字型の酸性グルーブが Cas13aのHelical-I ドメインとの結合に必須である.
- 中でもAcrVIA2のAsp37がV字型酸性グルーブの機能に必須であり,一方のモノマーのTyr41と他方のモノマーのGlu35およびAsp37との間に形成される水素結合によって,AcrVIA2の二量体の機能的コンフォメーションが安定化する.
これらのデータは、抵CRISPRタンパク質AcrsとCasタンパク質間の多様な相互作用メカニズムに関する現在の理解を拡大し,CRISPR-Cas13aの活性を制御するツールの開発にも新たなアイデアを提供する.
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