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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

[注] 拡張多能性幹細胞株 (extended pluripotent stem cell line: hEPS)
[出典] "Generation of a human extended pluripotent stem cell line (SKLRMe002-A) carrying a doxycycline-inducible Cas9 expression cassette" He Z, Feng K, Sun H, Yu T, Zhu D, Yang Y. Stem Cell Res. 2022-05-17. https://doi.org/10.1016/j.scr.2022.102816 [著者所属] 南京医科大学, 東南大学医学院
 ヒト拡張多能性幹細胞 (hEPS)は,胚性幹細胞と胚体外幹細胞の二重の多能性を有する新しいタイプの幹細胞である.
 著者らは,AAVS1遺伝子座にドキシサイクリン誘導性Cas9発現カセットと構成的リバーステトラサイクリン制御性トランス活性化因子 (M2rtTA)発現カセットを持つhEPS1細胞株 (hEPS1-iCas9-B)を作成し,遺伝子改変hEPSを効率的に作製・利用している.
 hEPS1-iCas9-Bは,自己複製能,分化能,および正常な核型を維持し,ドキシサイクリン誘導によるCas9の強固な転写発現,ひいては,Cas9-sgRNAによる標的部位の編集が可能である.
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