[出典] REVIEW "Genome Editing for Sustainable Agriculture in Africa" Tripathi L et al. Front. Genome Ed. 2022-05-12. https://doi.org/10.3389/fgeed.2022.876697 [著者所属] International Institute of Tropical Agriculture (Nairobi), International Maize and Wheat Improvement Center (Mexico), Kenyatta U.
CRISPR/Casゲノム編集は,外来遺伝子を必要としない内在性ゲノムの改変による作物の品種改良を可能にした.また,外来遺伝子を組み込んでいないゲノム編集作物は,遺伝子組換え生物 (GMO)として規制しない国も存在している.
アフリカの主食作物の生物的・非生物的ストレス耐性や栄養価の向上のために,CRISPR/Casを用いたゲノム編集がすでに利用されている.病疫に強いバナナ,致命的な壊死に強いトウモロコシ,寄生植物ストライガに強く品質が向上した大豆など,多くの製品がアフリカの農民向けに開発中である.
CRISPR/Cas9を用いたゲノム編集で開発された製品を市場に広げるためには,科学的根拠に基づく規制ガイドラインを備えた環境をアフリカで構築することが必要である.ナイジェリアとケニアは最近、遺伝子編集の規制のための国家バイオセーフティガイドラインを発表した,
本稿では,アフリカにおけるツールの開発,主食作物改良のためのゲノム編集の潜在的応用,および規制政策についての最近の進展をまとめた.
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