[出典] REVIEW "Dynamics and mechanisms of CRISPR-Cas9 through the lens of computational methods" Saha A, Arantes PR, Palermo G. Curr Opin Struct Biol 2022-06-08. https://doi.org/10.1016/j.sbi.2022.102400 [著者所属] University of California Riverside
著者らは,CRISPR-Cas9ゲノム編集革命における最先端の計算科学の貢献について,クライオ電顕によるCas9およびその複合体の構造再構成における大量データの高速処理からCasヌクレアーゼなどに見られる大規模な構造変化の高精度なシミュレーションまでを,概観した:
- 分子動力学シミュレーションによりCRISPR-Cas9のコンフォメーション変化の機序が明らかにされた.
- CRISPR-Cas9の活性化状態のシミュレーション結果が,後に,クライオ電顕法で再構成された構造と一致した.
- シミュレーションの結果,Cas9のオフターゲットDNAへの結合のメカニズムが明らかされた.
- グラフ理論からCas9におけるアロステリック反応の機序が明らかにされた.
- Ab-initio シミュレーションからDNA切断の触媒機構が明らかにされた.
コメント