2023-01-31 eLife から査読済み論文として刊行された:
 eLife 2022-12-28. 
https://doi.org/10.7554/eLife.81856
2022-07-27 bioRixv投稿に準じた初稿
[出典] "
Maximizing CRISPRi efficacy and accessibility with dual-sgRNA libraries and optimal effectors" Replogle JM, Bonnar JL, Pogson AN, Liem CR [..] Weissman JS, Jost M. bioRxiv 2022-07-13 [プレプリント]. https://doi.org/10.1101/2022.07.13.499814 [著者所属] UCSF, MIT, Whitehead Institute, Harvard Medical School, Center for Alzheimer's Disease and Related Dementias (NIH), NIA (NIH), NINDS (NIH), Arc Institute
[注] イントロダクションにて,Cas9ヌクレアーゼによるスクリーニングに対するCRISPRiによるスクリーニングの特徴と,CRISPRiの広範な応用例がまとめられている.
 現行のCRISPRiスクリーニングには2つの課題がある.一つには,偽陰性を回避するために必要な1遺伝子あたり3種類以上のsgRNAsからなる巨大なsgRNAライブラリー,もう一つは,一貫性のあるCRISPRiノックダウンが実現する細胞モデルの作出である.WeissmanとJostが率いる研究チームは今回,一連の哺乳類細胞モデルで強力かつ一貫したノックダウンを可能にする次世代CRISPRi sgRNAライブラリーとエフェクター発現コンストラクトを提示した.
  • 126種類のスクリーニングから得られた経験的データに基づく経験的なsgRNA選択とデュアルsgRNAライブラリ設計を組み合わせて,超小型 (遺伝子あたり1~3要素)で高活性なCRISPRi sgRNAライブラリを構築した.
  • CRISPRi エフェクターを厳密に比較し,最近発表された Zim3-dCas9 [*]が、強力なオンターゲット・ノックダウンと細胞増殖やトランスクリプトームへの非特異的影響の最小化とを両立できることを明らかにした.
  • Zim3-dCas9を安定的に発現させ,強固なオンターゲットノックダウンを実現する細胞株 (K562, RPE1, Jurkat, HT29, HuTu-80, 及びHepG2)を樹立した.
[*]
  • crisp_bio2020-10-07: CRISPRiの性能向上をもたらすKRABを同定.https://crisp-bio.blog.jp/archives/24413497.html; 57種類のKRABドメインの抑制能/repressive potency (以下, サイレンシング活性)を評価し、Zing finger imprinted 3 (ZIM3)由来のKRABドメインが突出していることを同定.