[出典] "A CRISPR screen targeting PI3K effectors identifies RASA3 as a negative regulator of LFA-1–mediated adhesion in T cells" Johansen KH [..] Okkenhaug K, Schwartzberg PL. Sci Signal 2022-07-19. https://doi.org/10.1126/scisignal.abl9169 [著者所属] NIAID/NIH, U Cambridge, NHGRI/NIH, NCI/NIH, Technical U Denmark, U North Carolina.
LFA-1は,細胞間接着分子1 (ICAM-1)とICAM-2を介して,T細胞の遊走,接着,および活性化に関与する.著者らは,LFA-1の活性化におけるPI3Kの役割を評価することを目的として,既知のPIP3結合タンパク質およびその候補を標的とするsgRNAsのライブラリーを構築し,マウス初代T細胞のICAM-1への結合能をスクリーンした.
その結果,Rap1とRas GTPase活性化タンパク質RASA3を含むLFA-1のICAM-1への結合を調節するタンパク質を複数同定した.その中で,RASA3がT細胞におけるLFA-1活性化を抑制し,また,RASA3の発現がT細胞の活性化と同時に急速に減衰しPI3Kによる阻害されることを,見出した.
その結果,Rap1とRas GTPase活性化タンパク質RASA3を含むLFA-1のICAM-1への結合を調節するタンパク質を複数同定した.その中で,RASA3がT細胞におけるLFA-1活性化を抑制し,また,RASA3の発現がT細胞の活性化と同時に急速に減衰しPI3Kによる阻害されることを,見出した.
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