crisp_bio

論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

[出典] REVIEW "Molecular Details of DNA Integration by CRISPR-Associated Proteins During Adaptation in Bacteria and Archaea" Flusche T, Rajan R. Adv Exp Med Biol. 2022-07-20. https://doi.org/10.1007/5584_2022_730 [著者所属] U Oklahoma; 本文12ページ,参考文献105件
 著者らは,タイプII-A CRISPR-Casシステムにおけるプリペーサー統合の機構に関する現在の知見をまとめた.現在特徴づけられているタイプII-Aシステムのサブタイプを比較し,異なるメンバーには異なる機構が存在し,Casタンパク質とCRISPRアレイに存在するDNA要素との配列特異的相互作用と相関していることが明らかになった [Fig. 3参照].これらの結果は,アダプテーションというCasタンパク質によるDNA統合という基本的な過程を維持しながら,自然が機構の詳細を微調整してきたことを示しており、また,Cas1-Cas2をベースとするバイオテクノロジー開発に利用可能な機構であることを示唆した.
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット