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[注] SEND (Selective Endogenous eNcapsidation for cellular Delivery) [*]
[出典] Perspective “Prototype mouse models for researching SEND-based mRNA delivery and gene therapy” Gurumurthy CB, Quadros RM, Ohtsuka M. Nat Protoc 2022-08-03. https://doi.org/10.1038/s41596-022-00721-7 [著者所属] U Nebraska Medical Center, Tokai U. 
 遺伝子治療における大きな課題の一つが,目的とする遺伝子のコピーを目的とする細胞や組織に選択的かつ効率的に送達することである.一般的に送達には,ウイルスベクターや,カーゴとして治療用核酸を内包した脂質ナノ粒子が利用されてきたが,その成功例は限られていた.病因遺伝子変異の修復あるいは置換技術として有望なCRISPR-Casシステムについても,遺伝子治療に利用するには送達が大きな課題である.
 最近,Feng ZhangとEugene Kooninらが,細胞内在の因子を利用してmRNAをパッケージ化し,ウイルス様粒子を介して他の細胞へ送達する手法,SEND,を発表した[*].Gurumurthyらは今回,SENDの内在因子を再利用して,治療用カーゴを含むVLP (SEND-VLP)を作り出せれば,送達の課題を解決できると判断した.
 そこで,まずSENDの機構を深く理解するために,標題の遺伝子改変マウス (genetically engineered mouse, GEM)モデルを開発した.このGEMモデルは,制御可能かつ誘導可能な形でSEND成分の異なる組み合わせを発現している.この展望では,GEMモデルおよびマウス分子遺伝学のツールを,SEND-VLP研究にどのように利用するかを論じる.
 
 [図表一覧]

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