[出典] PROTOCOL "CRISPR/Cas9-Mediated Highly Efficient Gene Targeting in Embryonic Stem Cells for Developing Gene-Manipulated Mouse Models" Ozawa M, Emori C, Ikawa M. J Vis Exp 2022-08-24. https://doi.org/10.3791/64385 [著者所属] 東大, 阪大
CRISPR/Cas9システムにより、受精卵におけるゲノム編集を利用して遺伝子改変マウスを開発することが可能になった。しかし、小規模なindels誘導を介した遺伝子ノックアウト (KO)マウスの開発効率は十分であるが、大規模なDNAのノックイン (KI)の効率はまだ低いのが現状である。
胚での直接的ゲノム編集に対して、ES細胞に遺伝子ターゲティングを施した後に胚へ注入することでキメラマウスを開発する方法は、いくつかの利点(例えば、試験管内でのハイスループットのターゲティング、マルチアレル操作、Creおよびflox遺伝子操作を短期間で行うことができる)を依然として有し、 また、BALB/cのようにin vitro での胚の取り扱いが困難な系統にも利用可能である。
本プロトコルでは、CRISPR/Cas9を用いたゲノム編集をES細胞の大規模DNA (〜数kb) KIに最適化した後、キメラマウス作製を行い、遺伝子操作マウスモデル作出に至る方法を説明する。
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