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[出典] "Genetic correction of haemoglobin E in an immortalised haemoglobin E/beta‐thalassaemia cell line using the CRISPR/Cas9 system" Trakarnsanga K [..] Wattanapanitch M. Sci Rep 2022-09-16. https://www.nature.com/articles/s41598-022-19934-7 https://doi.org/10.1038/s41598-022-19934-7 [著者所属] Mahidol University (Bangkok).
 患者由来iPS細胞を樹立し、HBB  病因変異を遺伝的に修正した後、造血幹細胞・前駆細胞(HSPC)に分化させることは、ヘモグロビンE/βサラセミア症を治癒する可能性を持つ治療法であるが、自己複製が可能で移植可能な機能的なHSPCの作成が最大の課題になっている。また、iPSC由来の赤血球の機能解析には、赤血球の増殖不良や赤血球の分化が不完全であることが課題になっている。
 タイの研究チームはこれまでに、無制限に増殖し、成熟赤血球に分化する能力を持つユニークな性質を持つ赤血球不死化細胞株 SiBBE (Siriraj Bristol Beta-thalassemia/haemoglobin E cell line, Sci Rep 2020-10-08)を樹立していた。
 研究チームは今回、SiBBE細胞において、CRISPR/Cas9システムを利用してHbE変異を高効率で修正することに成功した。HbE変異の修正が実現したクローンでは、赤血球分化に伴いHbEレベルが減少し、β-グロビン産生が回復した。
 今回の手法は、病因変異を修正した赤血球を持続的に供給することができ、遺伝子編集システムの治療効果を検証するための貴重なモデルとなる。
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