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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

[出典] "EpiCas-DL : Predicting sgRNA activity for CRISPR-mediated epigenome editing by deep learning" Yang Q, Wu L, Meng J, Ma L, Zuo E, Sun Y. Comput Struct Biotechnol J 2022-11-19. https://doi.org/10.1016/j.csbj.2022.11.034 [著者所属] Institute of Neuroscience (Shanghai), Zhengzhou U, Agricultural Genomics Institute at Shenzhen. 
 中国の研究チームは今回、CRISPRシステムをベースとするエピゲノム編集ツールのsgRNAオンターゲット編集効率を予測するための包括的なディープラーニングフレームワークを開発し、Epigenome CRISPR-associated (Cas) Deep Learning (EpiCas-DL) として発表した。
 EpiCas-DLは、 EpiCASsgRNAの活性予測のために、入力された配列とエピゲノム情報から基礎となる特徴を学習するコンボリューションニューラルネットワーク(CNN)に基づいている  [Fig.1引用右図参照]。
 EpiCas-DLは、CRISPRoff、CRISPRi、およびCRISPRaスクリーニングデータセットのデータで高い予測効果を達成し、これまでのin silico sgRNA活性予測ツール [*]を凌駕した。
 さらに、EpiCas-DLは、遺伝子サイレンシングや遺伝子活性化におけるsgRNAの効果に影響を与えるエピジェネティックおよび配列の特徴を特定し、研究および治療におけるエピゲノム編集の応用を促進する。

[*]
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