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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

[注] RPE (retinal pigment epithelium / 網膜色素上皮);コロイデレミア (CHM遺伝子の変異により発症するX連鎖遺伝性の網膜疾患である脈絡膜血症)
[出典] "Evaluation of CRISPR/Cas9 exon-skipping vector for choroideremia using human induced pluripotent stem cell-derived RPE" Iwagawa T, Masumoto H, Tabuchi H, Tani K, Conklin BR, Watanabe S. J Gene Med 2022-11-22. https://doi.org/10.1002/jgm.3464
 [著者所属] 東大, ツカザキ病院,  広島大学, UCSF
 研究チームは、ドキシサイクリン処理により転写調節因子OTX2, PAX6, MITFの発現をそれぞれ誘導したヒトOTX2, PAX6, MITF(hOPM)細胞のRPEへの分化を人工知能 (AI)で検出可能なことを確認した。
 CHM遺伝子のエクソン6にフレームシフト変異を有するRPE細胞は、酸化ストレスが作用した場合にのみ、細胞死の増加、食作用の低下、細胞質内プレニル化されていないRAB(Rabファミリー低分子量GTPase)の増加を示した。後者の2つの表現型は、CHM遺伝子のエクソン6スキップによって部分的に救済された。
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