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[出典] "Programmable A-to-Y base editing by fusing an adenine base editor with an N-methylpurine DNA glycosylase" Tong H, Wang X, Liu Y, Liu N [..] Xu C, Yang H. Nat Biotechnol 2023-01-09. https://doi.org/10.1038/s41587-022-01595-6 [著者所属] HuiGene Therapeutics  (Shanghai), Institute of Neuroscience (Shanghai), College of Life Sciences (Beijing), Lingang Laboratory (Shanghai), Shanghai Research Center for Brain Science and Brain-Inspired Intelligence
 これまでに、CBE (C-to-T)、ABE (A-to-G)、CGBE (C-to-G)などの塩基エディターが開発されてきたが、遺伝性疾患の27%を占める点変異の修復には、A-to-TとA-to-Cのトランスバージョン変換を実現する塩基エディターが必要である。中国の研究チームはこの実現に向けて、ABEが誘導するデオキシイノシンを切除し、細胞内の塩基切除修復(base excision repair: BER)経路を引き起こすことで、より多様な塩基編集を可能にするという仮説のもとに、実験を進めた。
 研究チームは、ABE8e(Tad8e + nCas9) に野生型ヒトN-メチルプリンDNAグリコシラーゼタンパク質(MPG;アルキルアデニンDNAグリコシラーゼ(AAG)としても知られる)を融合することで、損傷DNA中のヒポキサンチン(Hx: アデニンの脱アミノ化の産物の一種)をnCas9に対して異なる向きに切除できるアデニン・トランスバージョン・塩基エディターの3種類を試作した。
 MPGへの変異導入とその評価を経て、ヒト細胞株において、A-to-Yのトランスバージョンの編集効率最大72%を実現した。
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