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[出典] "Genome editing with natural and engineered CjCas9 orthologs" Gao S, Wang Y, Qi T [..] Liu H. Mol Ther 2023-02-01. https://doi.org/10.1016/j.ymthe.2023.01.029 [著者所属] Fudan U, Experimental Center of Forestry in North China
 CjCas9は、哺乳類ゲノム編集に利用可能なCasヌクレアーゼの中で最小なヌクレアーゼの1つである。しかし、PAMとして長い配列N4RYAC (R = A or G; Y = C or T) を必要とし、DNA標的可能範囲が限定されている。中国の研究チームは今回、Hsp1Cas9、Hsp2Cas9、CcuCas9の3つのCjCas9オルソログのPAMをGFP活性化アッセイにより検討した。
  • 興味深いことに、Hsp1Cas9とCcuCas9は、それぞれ固有のN4RAAとN4CNA PAMを認識した。さらに、Hsp1Cas9とHsp2Cas9のキメラCas9(Hsp1-Hsp2Cas9)を作製し、単純なN4CY PAMを認識することを明らかにした。
  • ゲノムワイドなオフターゲット解析の結果、Hsp1-Hsp2Cas9はSpCas9と比較してオフターゲットが極めて少ないことを同定した。
  • CjCas9の構造情報をもとに、特異性を向上させた高忠実度のHsp1-Hsp2Cas9-Yをもたらす8つの変異を同定し、このHsp1-Hsp2Cas9-Yによって、ブタ胎児線維芽細胞(PFF)のB4GALNT2 およびCMAH のノックアウトを実現した。
  • さらに、高忠実度のHsp1-Hsp2Cas9-KYを開発したが、これは、GUIDE-seqを利用して4種類の遺伝子座で検証した結果、オフターゲット編集は非検出という特徴を帯びている。
 これらの天然および人工のCas9ヌクレアーゼは、複数の哺乳類細胞において効率的なゲノム編集を可能にし、DNAターゲティングの範囲を拡大するものである。
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