[出典] "CRISPR-Cas9 Long-Read Sequencing for Mapping Transgenes in the Mouse Genome" Bryant WB [..] Miano JM. CRISPR J. 2023-04-13. https://doi.org/10.1089/crispr.2022.0099 [著者所属] Medical College of Georgia at Augusta U, U South Carolina Aike, A*STAR (Singapore).
マウスにマイクロインジェクションしたトランスジーンは、その長さによらずマウスゲノムにランダムに挿入されることが知られているが、これまでのトランスジーンの位置同定には問題があり、トランスジーンの網羅的マッピングがされたトランスジェニックマウスの系統は限られている。この状態は、育種やフェノタイプの解釈を複雑にしている。特に、トランスジーンが、生物学的に重要なコーディング配列やノンコーディング配列を破壊する場合は重大な問題であった。
著者らは今回、トランスジーンが組み込まれた遺伝子座の同定を可能とするCRISPR-Cas9 Long-Read Sequencing (CRISPR-LRS) を開発した。CRSIPR-LRSによって、広範なサイズのトランスジーンの位置同定が可能になり、これまでに知られていたよりも複雑な
宿主ゲノムの再編成がトランスジーンによって誘導されることが明らかになった。
CRISPR-LRSから得られる知見に基づいて、育種の戦略立案がより適切になり、また、遺伝子/ゲノム編集の忠実度を迅速かつ精密に分析することが可能になる。
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