crisp_bio

科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] "Identification of indocyanine green as a STT3B inhibitor against mushroom α-amanitin cytotoxicity" Wang B, Wan AH, Xu Y [..] Wan G, Wang QP. Nat Commun. 2023-05-16. https://doi.org/10.1038/s41467-023-37714-3 [著者所属] Shenzhen Campus of Sun Yat-sen U, Sun Yat-sen U, Garvan Institute of Medical Research (Sydney), U Sydney.
 タマゴテングタケ ("death cap"; Amanita phalloides ) は最も猛毒なキノコの一つであり、主要な毒素はα-アマニチン (α-amanitin) であることが知られている。しかし、α-アマニチンがヒトに対して毒性を示す機構は不明であり、未だ、解毒剤が存在していない。
 中国の研究チームが今回、HAP1細胞株を対象とするゲノムワイドCRISPRスクリーン、FDA承認化合物を対象とするin silico ドラッグスクリ ーニング、および、in vitro 機能評価を組み合わせて、N-結合型糖鎖の生合成のパスウエイとその鍵となる因子、STT3B、が、α-アマニチンの毒性をもたらし、その解毒剤として、STT3Bの阻害剤インドシアニングリーン (indocyanine green; ICG) を利用可能なことを示した [Fig. 2 参照]。
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット