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[注] β群溶血性レンサ球菌: Group B Streptococcus (GBS); Streptococcus agalactiae
[出典] "Group B Streptococcus CRISPR1 Typing of Maternal, Fetal, and Neonatal Infectious Disease Isolates Highlights the Importance of CC1 in In Utero Fetal Death" Le Gallou B, Pastuszka A, Lemaire C, Mereghetti L, Lanotte P. Microbiol Spectr 2023-06-21. https://doi.org/10.1128/spectrum.05221-22 [著者所属] Université de Tours.

 GBSは、世界的に母体および新生児感染症の主要な原因菌であり、早産、死産、胎児死亡にも関与している。本研究では、2004年から2020年までの間にUniversity Hospital of Toursにて、母体、胎児、新生児分離された子宮内胎児死亡に関連する絨毛膜羊膜炎を含む、新生児疾患(早期および後期発症)および母体侵襲性感染症の原因となるすべてのGBSを、β群溶血性レンサ球菌 (GBS) のCRISPR遺伝子座 (CRISPR1) に基づいて、タイピングをした。その結果、胎内胎児死亡におけるクローナルコンプレックスCC1の重要性が浮き彫りになった。
[注] クロナールコンプレックス(clonal complex: CC):タイピング法として確立されている複数の遺伝子を組み合わせたタイピング法 Multilocus Sequence Typing (MLST) において類似度により形成されるグループ
 
 GBSにユビキタスなタイプ2-A CRISPR1遺伝子座の配列をベースにしたタイピングはmultilocus sequence typing (MLST) による系統分類と整合することが知られている。著者らは、115分離株 (EOD (早発性)  35; LOD (遅発性) 48; 母子感染 32 (子宮内胎児死亡 9)) のCRISPR1遺伝子座の配列をベースとしたタイピングの結果をCCにマッピングした:CC17 (60/115, 52%), CC1 (19/115, 17%), CC10 (9/115, 8%), CC19 (8/115, 7%), およびCC23 (15/115, 13%)
 
 これまで報告されていたようにLOD分離株のほとんどがCC17 (39/48, 81.3%) であったが、意外にも、子宮内胎児死亡分離株にはCC17は見られず、9株中6株がCC1であった。

[*] GBSのCRISPR1タイピング先行論文:"The highly dynamic CRISPR1 system of Streptococcus agalactiae controls the diversity of its mobilome" Lopez-Sanchez MJ, Sauvage E, Da Cunha V, Clermont D, Ratsima Hariniaina E, Gonzalez-Zorn B, Poyart C, Rosinski-Chupin I, Glaser P. Mol Microbiol. 2012-07-27. https://doi.org/10.1111/j.1365-2958.2012.08172.x
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