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[出典] "Dual effector population modification gene-drive strains of the African malaria mosquitoes, Anopheles gambiae and Anopheles coluzzii " Carballar-Lejarazú R, Dong Y, Pham TB [..] James AA. PNAS 2023-07-10/07-18. https://doi.org/10.1073/pnas.2221118120 [著者所属] UC Irvine, Johns Hopkins U, UC Berkeley.

 著者らは、A. gambiae (AgTP13) とA. coluzzii (AcTP13) のオーキネートとスポロゾイトを標的とする抗体一本鎖可変領域フラグメントFvフ ラグ メ ン ト(single-chain variable fragment monoclonal antibodies) を生産するトランスジェニック・ハマダラカを生成する遺伝子ドライブを開発した [Fig. 1参照]。
  • P. falciparum の配偶子を導入したトランスジェニック・ハマダラカでは、オーシストとスポロゾイトが減少し、感染強度が低下した。
  • AcTp13遺伝子ドライブによる遺伝的荷重は見られなかったが、オスAgTP13は野生型よりも適応度が低下した。
  • 実験データをべースにした伝播モデルでは、1〜2ヶ月間の一連のトランスジェニック・ハマダラカの放出で、マラリア原虫の感染が50-90%減少し、3ヶ月以内に90%以上減少し、その効果が3年間継続する。
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