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[出典] "HDR-based CRISPR/Cas9-mediated Knockout of PD-L1 in C57BL/6 Mice" Heeb LV [..] Gupta A, vom Berg J. Bio Protoc. 2023-07-20. https://doi.org/10.21769/BioProtoc.4724 [著者所属] U Zurich, U Hospital Zurich, Klinikum der Universität München, German Cancer Consortium (DKTK)

 免疫抑制分子であるPD-L1は、癌、自己免疫、感染症などの病態に関与しており、PD-L1の発現は、癌細胞に限らず、非形質転換宿主細胞上にも存在し、癌の進行に関連することが知られている。PD-L1 KOマウスは、PD-L1を巡る生理的過程や疾患におけるPD-L1の役割を特異的に研究するプラットフォームになる。本報告は、CRISPR/Cas9を用いたマウスC57BL/6バックグラウンドでのPD-L1ノックアウトのプロトコールを紹介する。事例として取り上げたエクソン3のターゲティングとHindIII制限部位の挿入は、早期停止コドンと機能喪失表現型をもたらす。NHEJに基づく戦略と比較すると、提示されたアプローチは、NHEJと同等の効率とタイムラインで定義された停止コドンをもたらし、簡便なファウンダー・スクリーニングと遺伝子型分類を可能にする。

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