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[出典] "Bioorthogonal Reaction-Mediated Tumor-Selective Delivery of CRISPR/Cas9 System for Dual-Targeted Cancer Immunotherapy" Yang J [..] Han X, Song Y. Anger Chem Int Ed Engl. 2023-07-23. https://doi.org/10.1002/anie.202306863 [著者所属] Nanjing U Chinese Medicine, Nanjing U, Yangzhou U, Academy of National Food and Strategic Reserves Administration.

 CRISPRシステムをベースとする免疫療法は、癌治療における魅力的な選択肢であるが、CRISPRシステムの癌細胞への送達が課題となっており、その期待に応えるに至っていない。中国の研究チームは、デュアルターゲットの癌免疫療法のための、生体直交反応に基づく新しいCRISPR/Cas9腫瘍標的デリバリー戦略をたてた。

 まず、腫瘍微小環境 (TME)-生分解性中空二酸化マンガン (H-MnO2)ナノプラットフォームを介して、癌の選択的in vivo代謝標識とcGAS-STING経路の活性化を同時に達成した。続いて、CRISPR/Cas9システムを搭載したリポソームをin vivoクリックケミストリーによって改変した腫瘍組織内に蓄積させることで、プロテインチロシンホスファターゼN2 (PTPN2) を消失させ、免疫療法に対する腫瘍の感受性をさらに高めた。

  研究チームがとった戦略は、in vivo での精密な遺伝子編集のためのモジュラー・プラットフォームを提供し、自然免疫および適応的抗腫瘍免疫を増強することによって強力な抗腫瘍反応をもたらす。
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