[出典] "A spacer design strategy for CRISPR-Cas12f1 with single-nucleotide polymorphism mutation resolution capability and its application in the mutations diagnosis of pathogens" Gao P [..] Li X, Deng W, Long Q. J Med Virol. 2023-10-19. https://doi.org/10.1002/jmv.29189 [著者所属] 重慶医科大学, Urumqi Municipal Centre for Disease Control and Prevention

 Cas12f1は、極めてコンパクトなRNAガイドヌクレアーゼであり [*]、臨床応用の可能性を秘めている。中国の研究チームが今回、Cas12f1による一塩基多型 (SNP) の検出を目的として、スペーサーの長さ、ssDNAのトランス切断を決定する塩基対領域の長さ、などの条件を評価し、スペーサー設計の戦略を提案した。

 最適化されたスペーサーを利用することで、Cas12f1を介したウイルスやバクテリアの薬剤耐性変異に対する強力なSNP同定を実現し、感度は100コピー/μLに達した。

 スペーサーのスクリーニングとCRISPR-Cas12f1を用いたSNP検出法は、高感度で汎用性が高く、病原体のDNA変異診断やその他の変異プロファイリングに広く応用される可能性がある。