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(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 2016/02/11

  • GPCRの構造解析が進み、リガンド結合から細胞内へのシグナル伝達を担うコンフォメーション変化のモデルも提唱されてきたところ、今回、Gebhard F. X. Schertler (ETH Zurich)、Dmitry B. Veprintsev (Paul Scherrer Institute)、Stephan Grzesiek (University of Basel)らのスイス研究チームは、主鎖からのNMRスペクトル測定に基づいたリガンド結合から細胞内へのシグナル伝達動態の実験的解明を試みた.
  • 熱安定化かつ界面活性剤不溶性にし[15N]バリン標識した七面鳥由来のβ1AR(TS-β1AR)を昆虫細胞を利用してそれ以上の化学修飾することなく得た試料を解析する手法で、β1ARのバリン1H-15N主鎖共鳴のTROSYスペクトルを良好な解像度で得ることに成功した.標識した28個のバリンは、リガンド結合と受容体の活性化を観察するのに適した部位に一様に分布していた.
  • この主鎖NMRスペクトルを、アポ状態とアンタゴニストからアゴニストまでをカバーする6種類のリガンドが結合した状態、ならびに、主鎖のさまざまなサイトに対して復帰突然変異を加えた状態について、測定し、比較解析し、アロステリック・シグナル伝達パスを実験的に追跡することに成功した.

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