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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

[出典] "Scaffold RNA engineering in type V CRISPR-Cas systems: a potent way to enhance gene expression in the yeast Saccharomyces cerevisiae" Yu L, Marchisio MA. Nucleic Acids Res 2023-12-24. https://doi.org/10.1093/nar/gkad1216 [著者所属] 天津大学

 S. cerevisiae Scaffold RNA engineeringにおける遺伝子転写活性化を、VP64活性化ドメインをdCas12e (dCasX)  またdenAsCas12aに直接結合するのではなく、sgRNAの足場RNA (Scaffold RNA: ScRNA) を、VP64活性化ドメインを結合可能な構造に改変することで、転写活性化を4.7倍以上強化することに成功した [グラフィカルアブストラクト引用右図参照]。また、このアプローチが、ブール論理ゲート、コンバーター、多重遺伝子の活性化、代謝経路の活性化などの回路で機能することを実証した。
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