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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

[出典] "CRISPR-Powered Aptasensor for Diagnostics of Alzheimer’s Disease" Jia Z [..] Liu C. ACS Sens. 2023-12-28. https://doi.org/10.1021/acssensors.3c02167 [著者所属] U Connecticut Health Center;グラフィカルアブストラクト 
 米国の研究チームが、脳脊髄液(CSF)サンプル中のAβ40およびAβ42のADバイオマーカーを定量的に検出し、AD患者の早期かつ正確な診断を可能にする、シンプルで迅速、かつ安価なCRISPRアプタセンサーを開発した:
  • 2種類のADバイオマーカーに対する高特異度のアプタマーとCas12a蛍光バイオセンサーの組み合わせ
  • CSFサンプル中のAβ40とAβ42を60分以内に検出
  • Aβ40とAβ42それぞれ1 pg/mLと0.1 pg/mLの検出感度を達成
  • 臨床CSFサンプル中のAβ40とAβ42の定量的検出を実現
  • CSFのAβ42レベルとc(Aβ42)/c(Aβ40)比を組み合わせて、AD患者と健常者の正確な診断分類を達成
  • 従来のELISA法を凌駕し、AD患者の早期診断分類に有望
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