[出典] "Temporal Association between COVID-19 Infection and Subsequent New-Onset Dementia in Older Adults: A Systematic Review and Meta-Analysis" Shan D, Wang C, Crawford T, Holland C. Preprint with THE LANCET. 2024-02-06. https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=4716751 [所属] Columbia U, U Oxford, Lancaster U.
2020年1月から2023年12月までに英語で発表された研究について、MEDLINE/PubMed、PsycINFO、Scopus、medRxiv、PQDT Globalを含む複数の文献データベースで徹底的に検索した。そこから、COVID-19感染後の症例939,824例と対照6,765,117例を対象とした11の研究をレビューした結果、COVID-19感染と高齢者の新規発症認知症 (new-onset dementia : NOD)のリスク増加が、有意に関連することが、明らかになった。
- 対照群を「他の呼吸器感染症を有する非COVIDコホー(C1)、と「その他の健康状態が特定されていない非COVIDコホート (C2)」に分類し、追跡期間をCOVID後の3、6、12、24ヵ月の間隔に分類した。
- COVID-19群のNODリスクはC2群に比べCOVID後12ヵ月で有意に高かったが (1,84倍)、それより短期間の3ヵ月、6ヵ月では有意ではなかった。
- C1群と比較すると、3ヵ月、6ヵ月、12ヵ月、および全体として、リスクの増加は有意ではなかった。COVID陽性群およびC2群との比較では、女性のNOD発症リスクが有意に高かった。
- 米国胸部学会のガイドラインで分類された重症のCOVID-19患者は、非重症感染者よりもNODを発症する傾向が有意に高かった (リスク17倍)。
- COVID-19感染からの生存者の認識脳障害発症しやすさは、非感染者の2倍に近かった。
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