- 生物発光するキノコ (Neonothopanus nambi )の遺伝子を組み込んだ緑に光るペチュニア登場
[出典] NEWS "Glow way! Bioluminescent houseplant hits US market for first time" Bourzac K. Nature 2024-02-09. https://doi.org/10.1038/d41586-024-00383-3
米本土48州の住民は、基本料金29ドルで、日中は白い花を咲かせ、日が落ちると淡い緑色に光る遺伝子操作ペチュニア (Petunia hybrida) を予約注文できるようになった。このぺチュニアは、2023年9月にUSDAによって認可されたアイダホ州のサンバレーにある Light Bio社の製品”蛍ペチュニア (firefly petunias) ”であり、同社は4月に5万本の出荷を予定している。
Nature 誌の取材に応じた研究者たちは、蛍ペチュニアに魅了されているようだ。スペインのバレンシアにある植物分子細胞生物学研究所の植物生物学者、Diego Orzáezは言う、「ヨーロッパの人間としては、アメリカの消費者がこのような植物を手に入れられることを羨ましく思う」。
Nature 誌の取材に応じた研究者たちは、蛍ペチュニアに魅了されているようだ。スペインのバレンシアにある植物分子細胞生物学研究所の植物生物学者、Diego Orzáezは言う、「ヨーロッパの人間としては、アメリカの消費者がこのような植物を手に入れられることを羨ましく思う」。
[注] 挿入図は、Light Bio提供のYouTube動画" "
[関連論文] 真核生物における自律的生物発光イメージングに向けたパスウエーの最適化
"An improved pathway for autonomous bioluminescence imaging in eukaryotes" Shakhova E, Karataeva TA, Markina NM, Mitiouchkina T, Palkina K, Perfilov MM et al. Nat Methods 2024-01-22. https://doi.org/10.1038/s41592-023-02152-y [所属] Planta LLC, Shemyakin-Ovchinnikov Institute of Bioorganic Chemistry, Promega Corporation, Lopukhin Federal Research and Clinical Center of Physical-Chemical Medicine of Federal Medical Biological Agency, MRC Laboratory of Medical Sciences, Imperial College London, Botanical Garden of Lomonosov Moscow State U, Light Bio Inc, Pirogov Russian National Research Medical U, Shemyakin-Ovchinnikov Institute of Bioorganic Chemistry.
Neonothopanus nambi における生物発光パスウエイの発見により、外光を必要としない自己持続的な発光を持つ真核生物の作出が可能になった。しかし、異種宿主における発光の明るさは、真菌本来の酵素の性能によって制限されていた。Light Bio Incを含む国際共同研究チームは今回、植物、真菌、哺乳類の宿主において、生物発光を1〜2桁増強し、縦方向のビデオレートイメージングを可能にする経路の最適化を実現した。
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