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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

[出典] "Genetic Knock-Ins of Endogenous Fluorescent Tags in RAW 264.7 Murine Macrophages Using CRISPR/Cas9 Genome Editing" Naigles B, Soroczynski J, Hao N. Bio-Protocol. 2024-03-20. https://doi.org/10.21769/BioProtoc.4960 [所属] UCSD, Rockefeller U. 
 
 これまで、マクロファージにおける内因性蛍光標識のプロトコールはほとんど報告されてこなかった。米国の研究チームが、DNAをドナーテンプレートとなる環状プラスミドおよびsgRNAとCas9のオールインワン発現プラスミドをNeonエレクトロポレーションを介してトランスフェクションすることで、RAW 264.7マウスマクロファージ細胞において少なくとも6つの遺伝子座の蛍光標識を実現した。

 このプロトコールでは、遺伝子の内因性遺伝子座にタグを持つマクロファージのクローン集団をかなり簡単に作製することができる。また、24ウェルプレートでイメージング実験をセットアップし、編集した細胞の蛍光を経時的に追跡する方法についても述べる。また、コノプロトコルは、非蛍光分子のノックイン実験にも適応可能と考えられる。
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